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会報130号 2018年度冬号

目次

新年を迎え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・会長 安田 政寛 1

事務所移転報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・副会長 大窪 隆人 2

平成最後の新年に思う・・・・・・・・・・・・・・・・副会長 岡島 靖典 3

会務報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・総務部長 工藤  恒 4

学術部より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・学術部長 井出 勇次 7

保険部より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保険部長 山﨑 米昭 8

組織部より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・組織部長 横矢 直之 8

厚生共済部より・・・・・・・・・・・・・・・・厚生共済部長 小野 強次 9

普及部より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・普及部長 有賀 大祐 9

在宅療養部より・・・・・・・・・・・・・・・・在宅療養部長 小松 直之 9

青年部より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・青年部長 風間 裕二 10

災害に役立つ鍼灸師・・・・・・・・・・・・・危機管理委員会 今村 頌平 12

ちょっと一服・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鍼医きゃらはん 14

長野市医師会との懇談会・・・・・・・・・・・・・・北信地区 唐澤冨美子 15

腰部脊柱管狭窄症シンポジウムに参加して・・・・・北信地区 市川 哲也 15 

やまびこレディースのスポーツボランティアの報告・・・・・・・中信地区 吉澤 孔明 16

腰部脊柱管狭窄症シンポジウムを開催して・・・・・・中信地区 上条 弘明 17

第2回松本マラソンへのご協力のお礼・・・・・・・・中信地区 今村 頌平 18

上級救命講習会参加して・・・・・・・・・・・・・・飯伊地区 日置 善雄 20

症例報告「思春期の不妊症に対する鍼灸治療の一例」・東信地区 井出 文枝 21

第63回信大講習会・・・・・・・・・・・・・・・・飯伊地区 木下 明美 22

NHK「東洋医学本当のチカラ」・・・・・・・・・・・飯伊地区 西尾 稔樹 23

上田市消防訓練に参加して・・・・・・・・・・・・東信地区 岩船 真吾  24

平成30年度松本市医療救護訓練に参加して・・・・中信地区 小松 直之  25

富山大学和漢診療学シンポジウムへ参加・発表して・東信地区 石井 憲太  26

 

新しい仲間

入会の挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・北信地区 酒井 奈津子 27

入会の挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・飯伊地区 熊谷 賢一 27

 

地区だより

北信地区・・・・・・・・・・・・・・・・・・・地区担当理事 横矢 直之 27

中信地区・・・・・・・・・・・・・・・・・・・地区担当理事 上條 弘明 28

東信地区・・・・・・・・・・・・・・・・・・・地区担当理事 新井 孝士 29

諏訪地区・・・・・・・・・・・・・・・・・・・地区担当理事 小野 強次 29

上伊那地区・・・・・・・・・・・・・・・・・・地区担当理事 有賀 大祐 30

飯伊地区・・・・・・・・・・・・・・・・・・・地区担当理事 日置 善雄 30

編集後記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31

新年を迎えて

 

   会長 安田政寛

 

昨年は鍼灸を取り巻く環境が劇的な変化を迎え、これから現実的変化の波が我々一人一人に及んできます。皆様はすでにご存じの様に医療保険於いて「はり・灸・按摩マッサージ」の療養費に関する受療委任が制度化しました。本来業界全体で数十年に及んで行政へ働き掛けてきた事案であり成果でもあります。しかし時代背景と医療を取り巻く厳しい環境のため「鍼・灸、按摩マッサージ指圧師」に取り大変厳しい内容になっています。ただこの厳しさも、考え方によってはやっと医療人として認められたのかとの思いもあります。全国的に見て行政サイドへの働きかけの中「鍼・灸、按摩マッサージ指圧師」は医療人的扱いより福祉的な扱いをされることの方が従来多かったし、いまだに福祉的側面を前面にだしている団体も多いです。医者をはじめ他保険医療業種は、かなり厳しい査定を受けて医療保険や療養費の請求を行っています。少しのミスも見逃さない審査過程を経て返戻や、高額請求に関しては半年後に再調査、平均単価の高い医療機関に対しては個別指導等、「鍼灸師や按摩マッサージ指圧師」には考えられないほど厳しい保険審査会です。そこはまだ厚労省も視覚障害者に配慮した内容には成っています。

 

我々鍼灸師会も早くこの制度に慣れ、信頼のおける医療団体として振舞わらなければなりません。療養費他業種の中には不正請求を多く指摘され、厚労省の療養費検討会においてはかなり厳しく指弾され、ますます厳しい審査を受ける状況です。我々は鍼灸師としての矜持を持ってこの療養費制度に臨みましょう。

 

また遅れがちだった地域包括医療システムの立ち上げと稼働がそれぞれの地域で始まったところと、これからの地域があります。情報アンテナを常に張り巡らせ様々な所から発信される情報をしっかり受け止めシステムに食い込むように努力してください。

 

興味ある方は介護委員会(小松会員)のメンバーに聞いてください。また鍼灸師も機能訓練指導が可能になりましたので、施設で働きたい方には積極的にトライしてください。

 

昨年の信州大学医学部講習会は、春先の予算検討会の中において信州大学医学部整形外科と東京大学のリハビリテーション科東洋療法の粕谷先生における「脊柱管狭窄症シンポジウム」を企画し全国で初めての試みになりました、全国の鍼灸師が注目する中、信州大学医学部整形外科准教授高橋淳先生による「最新の腰部脊柱管狭窄症の治療戦略」と粕谷先生による「腰部脊柱管狭窄症への鍼灸治療」の実際は参加者の熱い眼差しの中大成功でした。タイミング良く2週間前に放送されたNHKでの鍼灸特集は粕谷先生が出演者でもあり大いに盛り上がりました。また後日高橋准教授からは鍼灸の効果について改めて興味と、これから整形外科は鍼灸と協力しながら医療を進めて行かなければならないと言うような我々鍼灸師には願ってもないお言葉をいただきました。また粕谷先生からは、昼食時のテーブルを囲んでの3人の医師と粕谷先生を含んだ鍼灸師との「痛みについて」の討論が大変楽しく、医師と鍼灸師がこんなに平場で議論討論できる環境を羨ましく、長野県針灸師会の先進性を褒めてくださいました。後日談として信州大学医学部麻酔科では先日の脊柱管狭窄症における鍼灸で低周波治療の再現を試みているようです。これも一重に中信鍼灸師会の上条先生を中心に若手が頑張って講習会を盛り上げてくれました。誠にありがとうございました。

 

 11月3日、4日と東海北陸保険会議が長野市で行われました。今年は長野県が当番で長野県保健鍼灸マッサージ会として、(一社)長野県はり灸マッサージ師会と共同で開催しました。一年前から山崎保険部長を中心にマッサージ師会の福島事務局員と随時相談しながら激動の保険会議を何とか乗り切り、各県からも称賛の声を聴いています。関係各位の皆様、ありがとうございました。

 

 全国においては様々に問題山積の感があります。会員減少による会費収入減が事業規模の縮小や経費削減を余儀なくされ、また会館建て替えに伴う家賃収入減で本体事業がかなり厳しくなってきています。世界に目を向けるとWHOにおける鍼灸の医療宣言や、それに伴うICD11(伝統医療)の疾病アンケート等、鍼灸業界が全体で考えなければならない事柄を日本鍼灸師会が背負いこむ形で頑張っています。なかなか日本鍼灸師会以外は外への目が行かず、このままでは鍼灸は残っても鍼灸師が残れない状況が生まれないとも限りません。なんで我々がそんな事を引き受けなければならないのだと言われる方も在ると思いますが、これこそが日本鍼灸師会の存在意義だし誇りでもあります。

 

我々鍼灸師たるもの人の健康や幸せに関わっています。世の為、人の為に尽くしてこそ鍼灸師の矜持だと思います。

 

 2019年も様々な行事が待ち構えています。平成の世も終わりを告げ新しい元号が発布されます。ラグビーワールドカップやいよいよ東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が目前に迫りました。私も日本鍼灸師会の東京オリパラ担当者として頑張りたいと思います。長野県針灸師会は全国鍼灸師会が目標としている鍼灸師会です。会員の皆様はその誇りを胸に日々の研鑽と精進に励んでください。我々役員一同もその皆様の期待に応えるべく様々な事業を推進して行きたいと思います。

 

 本年が良い年であるように、また皆様のご多幸を願っています。

事務所移転報告

 

副会長 大窪隆人

 

 事務所移転が臨時総会で可決され松本浅間温泉より長野市川中島町今井への移転になりました。

 

前回の事務所移転は、平成21年4月に元副会長宮本龍浩氏のお宅をお借りし長く事務手続きに携わっていただきましたが、高齢を理由に事務所の移転を望まれ、当時会長に就任したばかりの今村元会長をはじめとする役員で長野市を中心として検討しておりました。しかし中々見つからず、そこで手をあげていただいたのが斉藤先生でした。当時登記手続きなどの事務手続きは長野市だけの取り扱いでしたが、翌年より松本でも可能になるとの事でありがたくお願いし移転となりました。そんな次第で10年間に渡り事務書類の管理、運営をお任せして当会事務を支えていただきました。ところが社会情勢の変化から年を追うごとに事務所運営にも様々な状況変化が生じ、事業多様化による事務書類増大、多団体との折衝による事務処理など多くの問題を抱えるようになり理事会員への負担が積み重なるようになってまいりました。

 

平成24年に始まった公益法人法改正からか法人移行手続きも登記手続きが長野法務局のみで松本ではできない状況となりました。また県庁への手続き、その他関係団体との手続き金融関係も事務手続きも長野市を中心としたことが多く理事が動かざるをえなくなり、更に会員の登録証、配布物など事務手続きなども一部役員への負担が日に日に増すようになりました。このような状況を何とか改善するためにも長野市内での事務所移転の案が上がり、今後予想される事務処理の敏速性、多様性、そして役員の会議場としての必要性経費面から数年前より摸索するような状況になっておりました。

 

今回移転することになった事務所は、故小山進氏が長野オリンピック当時に建てられた治療院で唐澤理事が責任者として任されています。立地条件、事務所としての機能が揃っており、何とかお借りできないかと折衝をしておりました。そんな状況の中、管理者である小山夫人のご厚意により安価で好条な賃貸契約で治療所を提供していただけることになり、早々に話を進め今回の移転となりました。事務所としてはもちろん講習会場としても使えるのではないかと期待をしております。

 

 公益法人移行から5年が経過し当初計画では公益目的支出計画完了を来年31年3月31日としておりましたが、各年の平均公益目的事業支出を214.7万円とし7年伸ばし38年3月31日へ延長申請しました。先輩諸氏会員の方から預かった会費財産を有効に活用すべく今までの事業内容を見直し会員が納得できるような運営をできればと思います。よろしくお願い致します。 

 

この度の移転には、我々執行部の不手際により斉藤先生のご意向を確認することなく大変不愉快な思いをさせてしまいお詫び申し上げます。

 

先生は10年の長期にわたり献身的に事務運営にいただいたばかりでなく厚生大臣指定講習会、長野オリピックでのスポーツ鍼灸制度認定で重時に事務局長を任され大変ご苦力いただきました。役員一同感謝申し上げます。

 

これからも会へのご支援よろしくお願い致します。ありがとうございました。

平成最後の新春に思う

 

副会長 岡島靖典

 

輝かしい新春を迎え会員の皆様方には如何お過ごしですか。今年も変わらぬご協力を宜しくお願い致します。

さて、平成も31年を数えいよいよ今年5月にその年号を終えようとしています。会員の皆さんとってこの平成の30年間はどの様な年月でしたか?

私は昭和55年に開業してもうすぐ40年になろうとしています。鍼灸の未来、とりわけ鍼師、灸師の未来はどうでしょうか?若い会員の皆さんはこれから私達と同じ様に30年、40年と歴史を作っていく訳ですがこれから30年後、40年後はどうなっているでしょうか?今のままでは正月早々悲しい話ですが多分鍼師、灸師はいなくなっているのではないでしょうか。

今現在、我々を取り巻く環境は今までに何度も書いていますがかなり厳しい状況に変わりはありません。多くの鍼師、灸師は生き残れなくなるでしょう。その理由の一つとして情けない話ですが鍼師、灸師の質の低下が挙げられます。まともに鍼が打てない鍼師、灸が据えられない灸師が多くいる現在、鍼灸師に未来などあるわけがありません。そして2番目は、今現在の医療のトピックスまるで知らない、知ろうともしない鍼師、灸師のなんと多い事か!安易にお金が設けたいと思って「○○セミナー」に通ってみても、そんなセミナーでは何も得られません。何の知識も技術もない施術者の施術院には誰も来院してはくれません。地道な努力と発想力があってこそ、人が多く集まる施術院が出来るわけです。我々はそうやって生き延びてきたのです。

すでに陰りが見えてきている「美容鍼」これについてはもう2年ともたないでしょう。ブームになるモノには必ず終わりがあります。昔、痩身の鍼が全国展開したこともありました。耳鍼のブームなどもありましたが今はあまり見かけませんね。現在巷では整体やツボ押し、リラクゼーションなどなど資格の必要のない施術の看板があふれています。それらの業界においても生き残れるのはほんの一握りです。努力なしで成功は得られないのです。某国営放送のチコちゃんに「ボーッと生きてんじゃねぇよ!」って言いわれちゃいますよ。

ですがどんな流行物も卓越した技術と蓄積されたスキルを持ち合わせていれば話は別です。昨年121日に長野市で行われた北信地区と県青年部のコラボ企画の経営セミナーの中で、(公社)群馬県鍼灸師会会長の田中一行先生の経営学と美容鍼を受講しました。私は今まで美容鍼については正直少し胡散臭さを抱いていたのですが先生の全く違う手技に驚きました。今までメディアで紹介されていた顔にこれ見よがしに一杯針を刺しているものは何だったのだろうと、田中先生の解剖学や生理学に基づく論理と技術力は素晴らしかったです。その技術力の高さは一朝一夕には到底真似出来るものではありません。やはり努力が必要です。ただ、顔に数十本の針を打つだけなら誰にでも出来ますが…。こういった先生のセミナーなら聞く価値は充分ありますね。

ところで、皆さんには夢がありますか?これから先10年後、20年後の近い未来の夢です。今から10年後の自分を想像してみてください。私も想像します。71歳です。我々の年齢で夢は厳しいのかなって思っていたのですが、先日黒柳徹子さんのやっている「徹子の部屋」の番組を見ていたらあの渡辺貞夫さんが出ていました。あのサックス奏者の「ナベサダ」さんです。ナベサダさんは今85歳になられる様ですが、3年後に演奏する会場の予約がもう入っているそうです。昔、画狂人「葛飾北斎翁」は110歳位までの予定を立てていたと聞いた事があります。人間これでいいのだと立ち止まったら終わりなのですね。楽しい夢を想像して、現実に近づけていってください。

私が日々の診療とは別にライフワークとして5年前より数名の仲間と行ってきた、福島県南相馬市応急仮設集会所の被災者施術ボランティアも昨年一応の終わりを迎えました。何だか目的を失った事と、年齢的に還暦を迎えた事で全てに少しやる気を失いかけていました。そこで私は何の為に鍼灸の施術を行っているのだろう?と考えてみました。やはり公衆の医療に貢献する事でした。毎年、定時会員総会の冒頭皆で唱和する(公社)日本鍼灸師会の「倫理綱領」の第1項に謳われている事です。「私は生涯を人類の奉仕に捧げることを誓う」です。

 

会員の皆様には年の初めに今一度、日本鍼灸師会の倫理綱領を読み直してください。皆様に明るい未来が来ます事、心から祈念いたします。今年も宜しくお願い致します。

会務報告

 

総務部長 工藤 恒

 

○臨時理事会

去る平成30年7月19日(木)午後3時30分から午後4時45分まで、長野市「長野市障害者福祉センター」に於いて、事務所の移転に伴う審議承認について臨時理事会が開催されました。  保険部より東海北陸保険部長会議について11/3-4。保険事前説明会について、各地区順次開催している。塩澤好三会員の叙勲申請について、今村頌平理事待遇により7月4日~17日にかけて準備が進められたことを大窪副会長より説明がありました。スポーツ鍼灸トレーナー実地研修が9月29日-30日に予定していることを安田会長より説明がありました。

 

○第2回理事会報告

平成30年10月13日(土) 午後3時00分から午後4時50分まで、松本市「王滝会館4F会議室」に於いて、平成30年度第2回理事会が、大窪隆人副会長の開会の辞により開催されました。

 

安田会長より、日鍼会の報告を兼ねて挨拶がありました。日本鍼灸師会について新築移転のための仮事務所移転についての報告。東京オリ・パラボランティア募集の件は、今月中にはJOCから正式な依頼がくる予定で、選手村に入れるのは80名程度で、その他にもヨット会場・サイクリング会場などから依頼が来ているので120名程度になると思われます。沖縄全国大会が行われますが、長野県からは7名の参加予定です。来年の全国大会会場は決まっていません。日鍼会東京オリ・パラ委員会主催のスポーツ鍼灸実技研修を行いましたが、マラソン大会は台風の影響で、公共交通機関の運休が心配され、残念ながら中止となり、実地研修は出来ませんでしたが、前日の研修会は大変好評でした。県師会では、各地区で、医師会との協議が順調に行われています。

 

各部長、各地区担当理事の事業報告と今後の事業(会報の各部、各地区報告参照)について報告がありました。臨時総会のため、評議員会は開催されませんでしたが、各地区評議員からの意見要望が総務に届いており、回答の確認を行いました。以上、岡島副会長の閉会の辞により閉会しました。

 

○平成30年度臨時総会開催

第2回理事会に続いて、同会場に於いて、午後5時00分から午後5時50分まで、臨時総会が、大窪副会長の開会の辞により開催され、議長の立候補なく、執行部より東信地区評議員の岩船真吾会員にお願いされました。大窪副会長より、事務所移転に伴う、定款改定(住所地変更)について説明があり、それが上程され承認されました。以上、岡島副会長の閉会の辞により閉会しました。その後、時間が少しありましたので、時間の許す限り、臨時総会出席評議員へ、評議員意見要望についての回答がなされました。

 

事務所移転については、齊藤事務局長と執行部にて協議がなされる予定です。

 

斉藤利信先生におかれましては、今後とも、ご指導ご鞭撻を仰ぎたいと存じますので、引き続きお付き合いのほど、宜しくお願い申し上げます。

 

○その他の活動報告

・10月27日(土)〜10月28日(日) (公社)日本鍼灸師会全国大会in沖縄は、確認が取れているだけで9名の参加がありました。お疲れ様でした。

 

○総務会開催

保険審査会開催の後に年6回開催予定、課題等の検討を行い、理事会にて提案承認を行っています。6/21、9/20、11/15。次回は、2/21予定です。

 

○主な終了した事業

・5/26 総会前理事会(飯田シルクホテル)

・5/27 定時会員総会(飯田シルクホテル)

・6/10 日鍼会代議員総会(笹川記念会館)

・6/24 長野県臨床鍼灸学会後援(佐久一萬里ホテル)

・6/24 信州はりきゅう研究会(信州医療福祉専門学校)

・6/30 東信地区若手勉強会 『テーピング』『受領委任登録に伴う取扱い説明会』

・7/ 8 (公社)日本鍼灸師会全国部長会議(学術、保険、組織共済、広報普及IT、青年)

・7/19 臨時理事会(長野市)

・7/29 フィジカルアセスメント認定基礎コース第2クールスタート(佐久大学)

・7/28 飯田医師会親睦会(飯田市)

・8/ 4 北信地区親子スキンタッチ体験コーナー 『楽しいBOSAI』(長野市)

・8/ 4 平成30年度 第5回信州医療福祉専門学校学生研究発表会 出席

・8/27 茅野健康づくりのつどい『はりきゅう相談』(茅野市)

・8/19 第9回臨床鍼灸スポーツフォーラムin埼玉

・9/ 1 上田市防災訓練参加 訓練被災者へのはりきゅう体験(神川小学校体育館)

・9/ 2 松本市医療避難設営訓練参加(松本市)

・9/ 2 フィジカル・アセスメント認定基礎コース修了式(長野県看護大学)更新継続事業

・9/ 2 免許保有証申請書発送(組織部)

・9/16-17 中部ブロック会議in山梨

・9/17 やまびこレディースバドミントン大会救護・トレーナー活動(松本)

・9/21 臨時理事会 (長野市)

・9/24 松本健康フェスティバル はりきゅう体験ブース

・9/30 戸隠トレイルラン救護班 台風のため中止

・9/30 信州駒ヶ根ハーフマラソン ボランティアケア 実施

・9/29-30 スポーツ鍼灸トレーナー研修会・松本マラソン医療チーム実地は台風のため中止

・10/ 4免許保有証申請(3回目)組織部

・10/ 7 上田古戦場ハーフマラソン ボランティアケア

・10/13 第2回理事会・臨時総会(松本市)

・10/14 脊柱管狭窄症シンポジウム 東大・信大コラボ(信州大学医学部第1講義室)

・10/27-28 (公社)日本鍼灸師会全国大会in沖縄

・10/28小海健康福祉まつり「はりきゅう体験」(東信地区)

・11/3-4 東海北陸保険部長会議(長野市犀北館)

・11/3 飯伊地区第13回親子スキンタッチ教室

・11/18 信州医療福祉専門学校校友会ボランティア部元日ハムトレーナーテーピング講習会

・11/25 上級救命講習(上伊那広域消防本部 伊南北消防署)

・12/ 1 青年部『活躍している青年鍼灸師の講演』(長野市コレカラ)

・12/ 2 青年部『鍼灸師における経営セミナー』(長野市ホテル国際21)

・12/ 2 特別講演会『消化器癌とどう闘うか』(飯田市)

・12/ 9 災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会(横浜市技能文化会館)

 

○今後の事業

・療養費取扱いの適正(受領委任について)(北信・Skype)

・スポーツ鍼灸トレーナー研修伝達講習会

・東洋療法研修試験財団渉外研修実施中

・各地区事業

 

○今後の検討事項・継続・継続検討事業

・各地区医師会・行政・地域包括支援センターとの折衝

・東海北陸保険部長会議検討

・フィジカルアセスメント認定制度アドバンスコースの開催日程講師選定

 

○今後の予定

平成31年

・1/19(土) 地域医療講演会(松本市)

・1/20(日) 新年理事会・地区担当者交流会議(松本市)

・1/20(日) 地区担当者意見交換会(松本市)

・1/26(土) 東信地区佐久医師会研修会(佐久市)

・2/11(月祝) 臼田地区健康と福祉の集い「はりきゅう体験」(東信地区)

・3/ 3(日) 長野県臨床鍼灸学会後援(松本市)

・3/28(木) 2019年度企画会議(長野市)

・4/27(土) 監査会

・4/28(日) 最終理事会

 

※その他は、各部・各地区を参照ください。

日鍼会メールマガジン登録は(公社)日本鍼灸師会ホームページから

 

※全国の研修会が掲載されています。今後は、多くの情報が掲載されていくと思いますので、大勢の登録をお願いいたします。

 

学術部より

 

                         学術部長 井出勇次 

 

○第63回信州大学医学部学術講習会

去る、10月14日第63回信州大学医学部学術講習会が開催されました。県内外より126名の参加がありました。森泉教授が退官され、人体構造学実習見学は中止となり、後任の教授がまだ就任されておりません。決定次第、新教授の下、連携、指導が受けられるよう交渉していきたいと思います。今回は、中信鍼灸師会との共催で、国立大学病院における腰部脊柱菅狭窄症治療戦略をテーマに、―信州大学と東京大学の実際―を信州大学医学部運動機能学准教授、高橋淳先生、東京大学医学部付属病院リハビリテーション部鍼灸部門主任、糟谷大智先生をお招きして、講演していただきました。

 

 県内外、学生合わせて126名と最近にない受講者数で関心の高さを伺いました。これも、企画、準備、運営を中信の上條会員、今村会員はじめ、中信地区の先生方、理事役員のご尽力あっての講習会でありました。この紙面をおかりし感謝申し上げたいと思います。前日の懇親会には講師の先生方も参加され親睦を深めることができました。当日の講習会内容ですが、高橋先生には、腰部脊柱菅狭窄症のタイプ、薬物投与リハビリ、手術療法、側湾症を、粕谷先生には腰部脊柱菅狭窄症に対する鍼灸治療の講義、実技も交えて講演頂きました。合同討議、質疑応答にも分かりやすく回答され、明日からの臨床に役立てる有意義なものでした。高橋先生は、問診、検査の段階でのレッドフラッグは整形外科への紹介、術後のしびれにおいて鍼灸の介入を期待されました。

 

糟谷先生の実技は、実際に高橋先生に行いしびれに対する針治療、灸療法を紹介されました。また効果の作用機序を分かりやすく説明されました。

 

腰部脊柱菅狭窄症に限りませんが、東西両医学の利点を生かした医療連携を図っていけるよう今後も研鑽できる講習会を企画していきたいと思います

 

○第14回(公社)日本鍼灸師会全国大会in沖縄

10月27日(土)28日(日)、第14回(公社)日本鍼灸師会全国大会in沖縄が、沖縄県男女共同参画センターてぃるる会場で開催されました。全国からの鍼灸師、学生、医療関係者が参加されました。当会からも7名の参加者がありました。

 

一般口演では、第37期臨床研で修了合格され選抜されました中信地区の兼田道江会員が、演題『微弱電流が功を奏した椎間関節捻挫』の堂々たる発表をされました。

 

長野からの応援隊、有賀会員、今村会員の質問にも的確に返答されました。

 

発表までの準備には指導を受けながら、長い月日をかけます。大変お疲れ様でした。

 

来年度の全国大会は未定です。今後も学術事業に会員皆様のご参加、ご協力の程宜しくお願いします

保険部より

 

保険部長 山﨑 米昭

 

 鍼灸・マッサージの療養費受領委任契約の手続きも皆様の協力を得て大半の会員の契約手続きが無事終了しました。これから今しばらく取り扱いに対する混乱が予測されます。随時、困難例を掲示し周知をしていきたいと考えております。私も人の事は言えませんが、今回の手続きに立ち会って気が付いた事をお話していきます。

 

 我々の業界人は比較的書類作成やら読込が苦手な人が私も含めて多いような気がします。『治したモン勝ち!』の気風は私の中にあります。理論優先の研究者に比べ臨床人間は、過程より結果が優先の持論があると思います。(結果を出すためには勉強が必要な事も承知しています)しかしながら公的保険(健康・介護)などは特に書類の整備が重要視されます。税金の一部を頂くのですから致し方無い事ではあります。今後も療養費取扱に際し細かい事が増えていくと思いますそれに乗じて取扱説明も増えて行きます。また、パソコンに慣れ親しんでいかなくてはならないと思います。中央も今IT化が進み、長野県内も拍車がかかるかと思います。どこかの大臣ではありませんが、パソコンは部下にやらせて自分はデータを見るだけ!という大所なら関係ないですが、そうはいかなくなってきます。これも時代の流れです、保険に携わるのであれば、治療ができればそれでいい!の時代では無くなる事を覚悟しておいてください。

 

組織部より

 

 組織部長 横矢直之

 

「入会する」

 

 開業する時には入会するもの、と当たり前に思っていました。それがどこの会であろうと。

 入会者にはアンケートをとります。入会した理由、きっかけなどが質問にあります。療養費、賠償責任保険、講習会など様々な理由を答えられています。

 入会するのが当然、という項目は無いので何とも言えませんが、キチンと考えて入会されています。

 何も考えずに入会した自分が恥ずかしく感じる点もあります。選ばれて入会していただく、そんな会が必要になってきているのかと感じる昨今です。

 

 皆様の入会した理由はなんでしょう?

厚生共済部より

 

                        厚生共済部長 小野強次

 

 

  6月13日 中信地区 小松直之会員のご母堂様ご逝去

       (6月16日告別式) 弔電

 

  6月15日 元日本良導絡自律神経学会東日本支部会長

        三澤真寿門先生 ご逝去

       (6月19日告別式) 弔電

 

  12月20日 関係各所へ年賀状発送

普及部より

 

普及部長 有賀大祐

 

 平素より普及事業へのご理解・ご協力、感謝申し上げます。

 

 普及事業の一環である、各地マラソン大会をはじめ、・健康講座・健康祭り等に更なる多数のご参加を通じて、鍼灸の普及・啓蒙活動に、一層のご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 栞『鍼灸のすすめ』の販売につきましては、1部30円となります。普及部有賀までご連絡ください。送料につきましては県師会負担とさせていただきます。患者さんへの配布等にご活用いただければと存じます。

 

講演会・マラソン大会・健康講座・健康祭りなどにご活用いただく場合は、やはり普及部有賀まで直接お問い合わせください。

 

また、普及事業で着用・使用する、スクラブ・ビブス、その他備品が必要な際には、各地区担当理事経由で貸し出しいたします。所属される各地区担当理事にお伝えください。

在宅療養部より

 

在宅療養部 小松直之

 

日本鍼灸師会第2回医療連携研修講座について

 

 平成30年9月16日(日)・17日(月・祝)の2日間、東京都渋谷区の日本鍼灸理療専門学校にて日本鍼灸師会の第2回医療連携研修講座が開講されました。開業鍼灸師として、医療機関や多職種との連携に繋がる情報や必要な知識を学び、外来治療および在宅(訪問)治療における医療連携のスキルを上げることによって治療院経営に寄与することを目的とした講座です。カリキュラムとしては鍼灸院外来・在宅治療における患者対応と実践、医療機関および地域ケア・チームとの連携、医師への報告書、モデル症例によるワークショップが提供されました。

 

 1日目には、日本鍼灸師会研修事業担当業務執行理事の小川卓良先生から研修の意義をお聞きしてから、日本鍼灸師会研修委員長の津田昌樹先生による鍼灸師としてのプロフェッショナリズムについてのお話があり、つづいて日本鍼灸師会学術副委員長/埼玉医科大学東洋医学科講師の山口智先生による「医師との連携を発展させるために 主に紹介状とお返事の活用」という講義で実際の医療現場でなされている紹介状について学びました。午後からは「外来患者を診る場合の医療連携  -鍼灸師に望む知識とは-」として、埼玉医科大学整形外科教授の立花陽明先生、山王メディカルセンター/国際医療福祉大学教授の武田英孝先生、呉竹学園呉竹メディカルクリニック名誉院長の松原哲先生の医療連携のための知識に浮いての講義がありました。最後には「医師・医療機関への依頼状の書き方」のワークショップで、医療関係者への依頼状の書き方を学びました。

 

 2日目には、「地域ケアネットワークより 私たちから見た鍼灸師」として東京都北区健康福祉部高齢福祉課課長の岩田直子先生、特別養護老人ホームみずべの苑施設長の川崎千鶴子先生、エンジェルケアプラン主任ケアマネジャー・認定ケアマネジャーの西村数代先生といった介護の現場で活躍される先生方がどのように鍼灸師を見ており、何を期待しているかについてお話がありました。午後からは、「私はこうやって地域ケアネットの一員になった」というシンポジウムで東京都鍼灸師会会員/おぐち針灸院 院長の小口政博先生、東京都鍼灸師会 会員/鍼灸治療楓鈴堂院長の菅野幸治先生、山梨県鍼灸師会会員/石川治療院 院長の石川亮一先生、茨城県鍼灸師会会員/内野山鍼灸治療院院長の張替健志先生が、いかにして地域の医療介護との連携を深めていったについての貴重な体験談をお聞きしました。

 

 実践的なワークショップや具体的な連携の現場のお話をお聞きできた大変有意義な研修講座でした。来年度も日本鍼灸師会の講座は開講されると思いますし、平成31年1月には中信地区でも地域連携のための研修が開催されます。他職種との連携のスキルを向上させたいとお考えの会員の皆様、ぜひご参加ください。

青年部より

 

鍼灸師における経営ゼミナー

 

青年部長 風間祐二

 

 

 

先日行われました青年部と北信のコラボ企画が総勢34名内学生10名と学校関係者2名と、多くの会員と学生により行われました。お金儲けという目的の経営セミナーではなく、他県で活躍している2名の先生とMBAというマネージメントライセンスを最年少で取得された経営の専門家を招いての鍼灸師として経営する心構えなど根本的な内容に特化した企画でした。学生が今後、どの様なビジョンを持った鍼灸院に勤めたいか、どのような心構えで鍼灸院に勤めるべきか、そしてどのように開業すべきかなど学校では習えない内容となりました。

 

会員から「経営の勉強がしたい!」という意見が出てから4年越しの企画で、私自身非常に悩みましたが、きっかけを与えていただいたのは全国で知り合えた青年部長と青年委員の仲間が各地で行っている企画への情熱が半端なかったということにつきます。今回、裏テーマに学生への勧誘企画がありましたが、これも全国の仲間が教えてくれたことです。

現役の先生に是非聴いてほしいと願い、今後も青年部が活発的にボトムアップしていく企画を提案できればと思います。

 

最後になりましたが、お忙しい中、協力してくださった先生方はじめ後援してくださった企業の皆様に感謝申し上げ青年部企画の報告とさせていただきます。ありがとうございました。

災害に役立つ鍼灸師

 

危機管理委員長 今村頌平

 

平素より会務へのお力添えを賜りまして御礼申し上げます。

 

今年は北海道胆振東部地震、大阪北部地震、西日本豪雨災害と災害が多い日本列島でした。本県としては、災害支援活動として7月の西日本豪雨災害では横矢会員、風間会員が岡山県真備町へ、私が広島県呉市安浦町で鍼灸医療支援活動を行いました。上田市、松本市においては医療団体の一つとして災害医療訓練に参加し、災害鍼灸の啓発、医療・行政との顔の見える関係づくりが広がりを見せております。4月には災害支援鍼灸師養成講座を北信鍼灸師会主催で行なっていただきました。講師の今井賢治教授、北信鍼灸師会の皆様ありがとうございました。

 

日本鍼灸師会としては、鍼灸による被災地での災害支援活動。平時からの活動として統括DMATが講師を務める国際医療技術財団(JIMTEF)災害医療研修への参加、災害支援鍼灸師養成講座の開催、日本災害医学会では本県会員も支援活動に参加した「熊本県における災害支援鍼灸活動の報告」を行いました。今年の日本災害医学会では西日本豪雨災害の支援活動の報告を予定しております。

 

日本鍼灸師会沖縄大会では、委員会講座として災害支援活動報告と、「災害時に求められる鍼灸師とは」をテーマにグループディスカッションを行いました。

 

参加者からのグループ発表として

 

・CSCA(指揮と連携・安全・情報伝達・評価)に基づく支援活動

・コーディネート出来る鍼灸師の育成

・平時から顔の見える関係づくり

・被災者に寄り添える鍼灸師であること などがありました。

 

指定発言として松本市での救護訓練活動報告と「医療・行政との連携するために平時から何をすべきか」「スポーツ鍼灸ケア活動は災害時の訓練に繋がる」と指定発言を行いました。グループワークでは、本県会員がグループリーダーとして積極的に関わる姿がありました。

 

来年度は災害の少ない年であって欲しいと切に願います。今後とも危機管理委員会へのご指導お力添えをお願い致します。

写真 平成30年度 松本市医療救護所訓練

長野市医師会との懇談会

 

北信地区 唐澤 冨美子

 

 平成30年10月3日(水)に第5回目の長野市医師会との懇談会を開催いたしました。

 

   先生方に『足三里』に鍼、スキンタッチを体験していただきました。

 

『日頃は、注射で針を刺している側で、針に対して何の抵抗も無かったが、針を刺される側になると緊張する・・・』と足三里周辺を消毒中に緊張されていましたが、刺鍼したところ 『痛くない・・・・』とほっとされていました。

 

『タッチで体が変化することを体感しました』などの感想をいただき、宮澤会長からは、『医師会、針灸師会と一緒に親子スキンタッチをやりましょう!』とのお声掛けをいただきました。

 

北信針灸師会は、医師会との連携、合同事業に向けて進めてまいります。

 

脊柱管狭窄症シンポジウムに参加して

 

 

北信地区 市川哲也

 

 平成30年10月14日(日)に、腰部脊柱管狭窄症シンポジウムが、信州大学医学部第一講義室で開催されました。

 

 一つ目の講義は、信州大学医学部運動機能学教室准教授の髙橋淳先生による『信州大学医学部における腰部脊柱管狭窄症への治療戦略』で、脊柱管狭窄症の病態、鑑別、治療についてお話して頂きました。高橋先生は脊椎手術のスペシャリストで、最先端の低侵襲手術の実例を説明して頂き、現在ではここまで負担の少ない手術が行われている事に驚愕し感動しました。盛りだくさんのお話の中で一番感銘を受けたのは、診ることの重要性でした。

患者の訴えに対するレッドフラッグを見逃さないことや脊柱管狭窄症が疑われるときは、馬尾型か神経根型か、血管性疾患の可能性は無いかの鑑別をする事は、痛みと不安を抱えて足を運んでくれた患者さんの予後を左右する重大事です。

 

我々鍼灸師にとって、治すとか楽にするとかいう以前に、これこそ一番大事であり、これからの時代を生き残っていくための必須事項であると感じました。

 

二つ目の講義は、東京大学医学部付属病院リハビリテーション部鍼灸部門主任の粕谷大智先生による、『東京大学医学部における腰部脊柱管狭窄症への鍼灸治療』でした。

粕谷先生もまた、保存療法の適応となる症例かどうかの鑑別を確実に行うこと。その上で、目的をはっきりさせた根拠のある治療を行うことの重要性を力説されていました。術後の足の痺れ残存に対する灸治療では、足底神経を刺激するために太渓、照海よりも下のポイントが効果的であること。L5-S1神経根障害に対して浅腓骨神経刺激をする時は、陽陵泉よりも後方を刺激ポイントとすることなど、目的と根拠が明確で、直後効果が期待でき、又すぐに臨床で使うことのできる治療法を紹介していただき、大変参考になりました。

 

私の日々の診療の中でも、脊柱管狭窄症が疑われる症例は非常に多いですが、症状の異なる患者それぞれに対する説明、どのレベルで専門医にコンサルトすべきか、治療法、刺激ポイントの選択根拠等、しっかりとした線引きができていないのが実状でした。今回の勉強会ではその線引きを明確にする為のありがたい情報を頂くことができたと感じています。

 

目の前の患者さんにとって、治療のベストチョイスは何なのかを患者さんの気持ちに寄り添って考え、アドバイスしてあげられる治療家でありたい。そんな気持ちを強く持った勉強会でした。

 

素晴らしいシンポジウムを企画、開催してくださった役員の皆様、ありがとうございました。

やまびこレディースのスポーツボランティアの報告

 

中信地区 吉澤 孔明

 

 まだまだ暑さもある917日、松本平広域公園体育館でバドミントンのスポーツボランティア活動をしてまいりました。やまびこレディースオープンバドミントン大会は長野県レディースバドミントン連盟が主催するオープン大会で、中信地区や長野県の選手だけでなく、お隣の山梨県や遠くは奈良県等、県外からの選手が多く参加する大会となっておりました。参加選手はレディースなので女性のみで、競技レベルがクラス別に分かれており、年齢層も20代からベテランまで幅広く様々な選手が参加されていました。大会の形式はダブルスで一組45ペアのリーグ戦形式でした。

長野県針灸師会が関わらせていただいて今回で3回目となりましたので、以前ケアされ

「良かったのでまたして下さい。」と言って下さる選手もおられるようになりました。しかしながら、鍼灸師会の事業がここ数年910月に集中している関係で、今年は参加できる鍼灸師の人数が限られてしまい、施術者4名ほどがベッド2床と椅子で対応することとなりました。

 

バドミントンの大会はリーグ戦ですと審判をしなければならず、45ペアの場合一試合分ほどしか空き時間がなく、選手が自分達のリーグの状況を見てケアを受けに来て下さるので、ケア活動として例の多いマラソン大会に比べ選手が極端に集中することはありませんが、開始の9時から終了の16時までパラパラと選手が来続けてくれました。

主訴としては肩や肘の傷害が多く、下肢では膝の痛みやこむら返りが目立ちました。競技特性上、外傷が起きるほどの接触は非常に少ないスポーツで、また、競技レベルも一般的でしたので日常での肩こりや腰痛といった症状を訴える方も多くいらっしゃいました。一方でラケットが握れないくらいの手の痺れがある方や大会会場で急性腰痛を起こしてしまった方もいらっしゃいました。施術成績は良好でほぼ好転されていくので来ていただいた先生達の確かな技術には勉強させられるばかりでした。

 

 

こういったスポーツボランティアに参加するたびに様々な患者さんに接し、他の鍼灸師の先生方の患者さんへの対応や鍼灸技術や考え方の違いを知ることができ、その中でコミュニケーションも取れ、若輩者の自分としては毎回勉強になります。普段とは違った環境で施術する機会をもっと多くの会員の先生方と共有し、みんなで「鍼灸ここにあり!」を示せるようになれたらいいなと末席から感じました。